TOPページ > 2008年総会 (2008.11.14) > 講演プログラム

2008年総会 講演プログラム

講演 「DITAが導く日本語のテクニカルライティング環境の未来」
講師:本田博秀氏(PTCジャパン株式会社)

●内容
DITA(Darwin Information Typing Architecture)は、技術文書のパブリケーションとコンテンツ制作を同時に支援するデータモデルとして注目されています。昨今、欧米では、技術的なコンテンツの電子交換データ形式のスタンダードとして急速に普及しています。
DITAで構築されたコンテンツの再利用性や正確性、生産性には高い評価があります。
では、実際に構築する側はどうでしょうか?
欧米では、テクニカルライティングのチェッカーをはじめ、DITAを対象としたツールが提供され、コンテンツ制作環境の整備が進んでいます。一方、日本ではテクニカルライティングにXMLを導入する効果に対する懸念がいまだに大きく、普及を妨げています。

・DITAの利用によってコンテンツ制作の環境が改善されるのか?
・日本語のテクニカルライターにとってDITAは支援ツールとして活用に耐えうるのか?

この様な視点から、ツール提供ベンダーであるPTC社が、実装経験を踏まえ、初心者にも分かりやすいチュートリアルを活用してDITA導入のメリットを解説します。

●講師略歴
東京理科大学卒。株式会社東芝、株式会社NTTデータ、Arbortext Inc.で、各契約コンサルタントとして主にソリューションアーキテクトに従事。PTCジャパン株式会社によるArbortext Inc.買収を経て、現在はArbortext製品スペシャリストとして活動中。
DITAに関しては、2003年に開催された開発元のIBMチームとArbortext開発チームの合同セミナーに参加し、大きな衝撃を受けた。以降、日本におけるDITAのエバンジェリスト(伝道師)として活躍している。